進化とは

機械が人をフォローする。産業用ロボットの進化は現代の製造を支えて久しいですが、これからはIOTというレベルを超えて人の能力を補完する、或いは超越する時代に入りつつあります。SFの世界と考えていたAIの世界、ロボットの世界はすぐそこまでやってきているようです。
医学を進化させ、人間の障害をフォローする機械や制御するソフトウエア。すでに存在する体の機能改善を助けるロボットに現在のIT技術を付加することで人間に備わっている身体能力を超えることにも成功しているそうです。
いったいどこまで進化していくのでしょう。
倫理的問題も弊害として生まれてくると思われますが、人間の進化は新たなステージに入ったのかもしれませんね。

 

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

今年の3月で事務所を開設して2年が経過します。寅年は春が来て根や茎が生じて成長する時期、草木が伸び始める状態だとされています。また、「寅」という文字には「まっすぐに伸ばす、引っ張る」という意味があるそうです。

3年目に入る今年は新たなプロジェクトにもチャレンジし更に伸張して参りたいと存じます。

本年も井口経営企画事務所を宜しくお願い申し上げます。

世論

今年は戦後80年が経過しました。その間、日本では戦争に巻き込まれる事はありませんでしたが、新たな脅威であるパンデミックに席巻された2年が経とうとしています。戦争の内容にふれるつもりはありませんが、昔から世論によって人の行動が左右されてきたように思います。

何故、こうなるのでしょうか?

戦時中は事実を知る術がなく国民はメディアの情報を正しいと判断し、集団心理が形成され行動に表れたのだと思います。圧倒的に知る術がなかったということです。また、異論を唱えることが危険過ぎた時代でもあったのです。

現在はインターネットの普及によりさまざまな情報が乱立しており、国民はネットやメディアの大量な情報に翻弄されてきているように感じます。翻弄されるが故にストレスが溜まり、仮想空間で誹謗中傷などに繋がっているのかと。

皆、情報に一喜一憂し、疲れが生じているのではないでしょうか?

こういう時代だからこそ自由な視点で客観的に判断することが大切だと思います。個人が尊重されるいい時代に入ったとも言えますので、自分が正しいと思える情報を整理し、正論と異論も判断しながら情報を上手く活用していければと考えます。

ルーティン

「毎日決まったことを決まった時間に行う」など繰り返し行うことなどをルーティンといいます。ルーティンを利用すれば、仕事や勉強や成績のパフォーマンスを高めることができるといわれています。

アスリートが決まったポーズを行ったり、競技の前に心の中で自分に言い聞かせる。偉人たちがまず成功イメージを心に描くなど潜在能力を発揮する手法としてもとりあげられますよね。

成功するイメージ、語り掛ける言葉、ジェスチャーやポーズなどあらゆる方法で気持ちを整理することで好結果が得られるといわれています。
ルーティンは毎回行うこと、何を目的としているかを明確にしておかないと結果につながりにくいのも事実です。とはいえ全てを明確にすることは無理なので最初はなんとなくでもかまいません。繰り返してみてその理由を後付けでもよいので紐づけてみても良いと思います。その結果、行動が無意識のようで潜在意識下で動いていることがよくわかり結果につながつってこともあるのです。

無意識に行っているルーティンを見つけてその意味するところを探求していきましょう。

PS>私の最近のルーティンは毎朝決まった時間に掃除機は使わずに「ほうき」
で部屋を掃除することです。最初は何も考えず、掃除していましたが、効率的な
掃除の仕方、効果的な方法など単純作業でも毎回気づきがあります。そこには「ほうき」を通してしか見えない世界があります。

 

 

時代が変わる

最近はとても清々しく気持ちのいい秋晴ですね。この季節は湿度も低くとても過ごしやすい。コロナも小休止しており、街にも活気が戻りつつあります。このまま経済もV字回復といきたいところです。

今回のコロナ騒動の中で世の中の仕組みが大きく変化しました。過去の歴史からも想像できますが、戦争や疫病の流行は時代を変えるきっかけになってきました。その都度、早期復興を成し遂げた我が国なので、今回も新政権の具体的政策の実行を期待しつつ、格差社会の是正、経済成長率の向上を目指していかなければなりません。

このような時代の変化を肌で感じ、視点を変えて見ていくことがとても大切ですね。働きかたも変わり、学習方法も変わり、通信環境も5Gが普及しつつあります。ビジネスも変化し、A Iotも社会の中で溶け込みつつあります。今まで製造業を中心に発展してきた日本もこの変化を受け入れビジネスモデルの創造を常に意識しながら好奇心もって行動していけば明るい未来がまっているでしょう。

つつある時に行動するのが一番かと。

平常心

生きていく中で平常心はとても大切なことです。人間も動物なので本能として緊張感を高めて常に相手の出方を見るといった防衛本能をもっています。無理に自分を大きく見せて威嚇するような行動も動物が持っている本能ですね。理性や知性を持った人間はコミュニティの中で本能を剥き出しにせず自然に振る舞うようになってきました。個人差があって全ての人がそのような対応ができるわけではありませんが、家に住むようになり外敵から守られる社会がそうさせているのかもしれません。
自然にふるまうためには平常心を保つようにしなければなりません。トラブル発生時や、緊張を伴うシーンでの対応、焦ることなく高い視点から物事をとらえるようにすれば見えてこなかったことが自然にみえてくるようになるでしょう。

AIやIoTが進化している今日、スマートウオッチなどでストレス状態などもリアルに把握できるようになってきています。
いずれは平常心を保てないときにサポートするシステムが実装され、あらゆるデバイスに搭載されてくるかもしれません。人間が自身をコントロールする力を忘れずにうまく自身をフォローしてくれるシステムができITと共存していく時代がもうすぐ到来します。

 

自給

食糧危機のニュースが多く現実的な問題になりつつあります。飽食の時代と言われて久しいですが、食糧がなくなる事を想像できる人は少ないのではないでしょうか。少なくとも日本では。

自信も危機意識はありません。世界と日本のギャップを感じる今日この頃です。昨年からお米作りを体験させて頂いておりますが、小さな田んぼでも、一家族、一個人が半年食べられる耕作地を自治体が斡旋すれば、食への意識も高まるし、遊休農地の問題も解消されますよね。

勿論、それだけでは全然足りないので開墾して住居付きの不動産として販売もしくはリースもしくは賃貸もしくは無償提供すれば、地域創生にもなり、色々と活性化しそうな気がします。

開墾は学習にも使えそうですし。

セレンディピティ

偶然の巡り合いを引き寄せる力をセレンディピティといいます。人生の中でターニングポイントとなる変化が起こるとき、タイミングなど自分の力が及ばないファクターが重要になる場合があります。努力しても結果が必ずついてくるとも限らないし、考えすぎて行動しないよりもすぐに動くほうが成功につながることが意外と多いのです。

行動、気づき、受け入れの3要素の中で行動がとても重要です。行動しないと気づくこともできないし広範囲に見渡すことで得られるチャンスも逸してしまう事が多いのではないでしょうか?

仕事でもプライベートでもチャンスをものにする瞬間は細かなことを考えず、格好をつけずひたすらに課題に取り組むこと、受け入れることでつかむことができるのだと思います。現状維持も必要ですがリスクを取り新しいことに取り組む姿勢が成長と成功をつかむ鍵になるのでしょうね。

 

 

AIの歴史と未来

 

AIが社会で多用される時代になりました。人工知能としてこの世に出現したのは1950年代。既に70年近く経過しています。今のAIは第三次ブームに該当します。第1次は1960年からです。第1次AIブームでは、AIはいわゆる「トイ・プロブレム(おもちゃの問題)」しか解けない事が次第に明らかになってきました。現実問題を解決できない事が明らかになりAI研究は凍結することに。

1980年代からの第2次AIブームでは、「知識」をコンピューターに入れるという研究が進められました。医療に関する知識や法律に関する知識をコンピュータに覚え込ませ現実的な問題を解決できるようになり再び脚光をあびます。

しかし、知識が膨大になりルールの数も増えるとルール同士で矛盾や一貫性の無さが露呈してきました。痛いとかだるいとか感情に該当する症状をAIが理解することができない、人間が持ち合わせている常識量の多さを具体的に処理すること、知識を書き換える難しさを克服できず第二次AIブームが去るのです。

2006年からはディープラーニングの登場から現在に至るまで第3次AIブームが到来中です。今のAIはインターネットが普及してから現在まで蓄積したきた膨大なデータをビッグデータとして情報の基盤としています。コンピューターが大量のデータを学習し分類や予測などのタスクを遂行するようになってきました。

従来は機械学習という実装手法で人間が定義した予測の精度をあげるための定義が必要でしたが、ディープラーニングでは定義するのではなくAI自身が学習していくことで精度をあげ、より複雑な予測も可能となってきました。第3次AIブームの起爆剤となったわけです。

これからのAIはシンギュラリティ(技術的特異点)がいつ起こるのかという時点にあるといわれています。このシンギュラリティ(技術的特異点)とはAIが人類の知能を超える転換点、AIがもたらす世界の変化を概念としてカールワイツ氏が提唱しています。その時は2045年や2030年などあらゆる意見がありますが映画の世界が予想を上回って加速しているようです。

直接的な影響は雇用が一気に消失するのではないかという問題、一部の仕事や職業が人工知能に置き換わるということですね。およそ49%の仕事は10年から20年後には人工知能に取って代わる」といった予測もでているそうです。あくまでも推論であり、脳を超えるためにはAIの学習を何回行う必要があるのか?などシンギュラリティは来ないという意見もあります。

この変化に立ちむかうためには人間にしかできない新しい価値観を生み出すことが必要で常にスキルアップする必要があるということになります。
こう考えると価値を創造できるのは人間だけなのではないでしょうか?
嬉しい、楽しい、悲しい、苦しいなど感情もAIに覚えさせることはできても主観を持てるのは人間だけだと思っているのです。