設立3周年のご挨拶

2023年3月1日の本日、井口経営企画事務所は設立3周年の節目を迎えることができました。

2020年1月に前職の代表を退任し、同日に退社し、同年3月1日から開業した途端、コロナ禍に突入。嵐の中の船出となりましたが、荒波の中猪突猛進し無事にこの日を迎えることができました。

これもひとえにお客様のご愛顧ならびに関係各位のご支援・ご協力のお陰でございます。この場をお借りして心より御礼申し上げます。

これより創業4年目に突入しますが、これまで以上に経営の活性化をご支援できるよう精進してまいります。次は10年目を目指して邁進して参る所存です。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2023年3月1日

代表 井口 準

ChatGPT

昨年末、大々的に発表されたChat GPT。2015年に設立されたopenAIという人工知能研究所が開発したチャットボットのモデルです。Transformerと呼ばれる深層学習の手法を用いた言語モデルGPT3を基に構築されています。

次世代AIなどと騒がれており、プロトタイプのリリース後のユーザー数が100万人を突破を5日で達成し、既に1億をこえています。

なぜこれほど注目されているのでしょうか?

その特徴は、人工知能によって学習させられた大規模なテキストデータを分析し、まるで、生身の人間が答えているかのような自然な文章を生成できることです。

人工知能・優秀なAIと聞くと、AmazonのアレクサやアップルのSiriをイメージする人が多いでしょう。両者ともに人工知能であることには変わりありませんが、アレクサとSiriは音声対話、ChatGPTはテキスト対話という違いがあります。また、アレクサやSiriよりも抽象的・感情的な対話が可能で、ユーザーのフィードバックを受けて自身の間違いを認識したり、人の気持ちになった回答ができたりします。

従来のchat AIは例題を作成し、回答を作成するための教師ありデータを作成し記憶させるモデルでしたが、この方法では大量の情報を作成しなければならず、回答にも偏りが生じ、思った回答を得られないという課題がありました。

今回のモデルはPre-training(事前学習)」と「Fine-tuning(微調整)」を行うことによって教師有りデータを大幅に削減し、対応範囲を大幅に向上させることに成功しています。
あらかじめAIに文法や文章の意味を学習させて(Pre-trainging)、その上で翻訳や文章分類などのタスクを学習させる(Fine-tuning)という方法を取ったのです。その結果、飛躍的に性能が向上した対話型チャットボットのモデルができたのです。

2021年までの知能を保持しておりプロトタイプの公開によって更なる知の育成が見込まれるモデルでありGoogleに変わる新たな情報収集手段となる可能性を秘めています。また、プログラミングに関する答えも豊富でChatGPTで簡単なプログラムを組めてしまうという点も話題性を秘めています。

ある部分では人間の能力を超える日も近いのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

謹賀新年

新年、あけましておめでとうございます。本年も井口経営企画事務所を宜しくお願い申しあげます。

皆様のお役にたてるよう、本年もさらなるサービス向上に向け、気持ちを新たに取り組んでまいりますので、お気付きのことは何なりとご指導いただければ幸いです。
変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます。

今年は高山市にて新年の集まりに参加しました。観光客も多く、経済復興を肌で感じる良い機会となりました。

日本の明るい未来を信じて邁進してまいりましょう。

年末年始休業日のお知らせ

今年も年の瀬を迎えあっという間の一年でした。 本年も大変お世話になりありがとうございました。 誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始の休業とさせていただきます。 年末年始 休業期間:2022年12月29日(木)から2023年1月4日(水)まで 来年もご愛顧賜りますようお願いたします。 皆様、よいお年をお迎えください。

スーパーアプリ

スーパーアプリとは、日常生活に使用するさまざまなアプリをひとつにまとめたアプリのことです。メッセージの送受信からSNS、さらに送金、ネット通販、決済などもスーパーアプリひとつで完結できます。

ひとつのアプリを起動するだけで、スマートフォンの画面上に分散しているアプリのアイコンを探して起動する手間から解放されるというメリットがスーパーアプリ化する所以なのでしょうね。

メッセージアプリとして国内最大級のユーザーを抱えているといわれているLINEは近年スーパーアプリ化し、さまざまなサービスを提供しています。決済ではLINEPay、音楽プラットフォームのLINE MUSIC、さらに投資もLINEアプリ上で可能です。

これからはスーパーアプリというプラットフォームの中にミニアプリ(例えば
トラベル、証券、保険などの各種サービス)が複数存在しすぐにアカウントを変えることなく利用できることがあたりまえになります。個人の趣向などAIによるお勧めサービスをスーパーアプリ内でリコメンドしてくれる仕組みもどんどん出てきます。
人間が調べる、意識することなくサービスを享受してもらえることはとても便利ですが、行き過ぎにも注意しつつ動向を見守りたいと思います。

 

マルチタスク??

近年はスマホが必需品ですね。当たり前のように使っていますが、2007年にiPhoneが発売されて2008年にソフトバンクがiPhoneを発売してから一気に普及していったので、もっと長く触れているような感覚ですがまだ14年目なのですね。

性能もどんどんあがり、昔のスパコン並というとも言われるほどの性能だそうです。スマホはなんでも調べられる。業務もこなせる。会計処理もできる。音楽も聴けるし本も読める。SNSで社会とつながる、写真や動画もとれる。まさになんでもこなしてくれるスーパーツールといった存在です。電車の中で皆がスマホを見ている光景も頷けます。

ただ、なんでもできるが故に膨大な情報が入ってくるツールでもあるのです。一昔前までは経営資源とヒト、カネ、モノと言われましたが、情報が加わり、昨今では時間、知的財産なども資源に加えられるようになりました。21世紀はデータが経済を支配すると言われてひさしいですが、データはハードウェアではなくソフトウェアによってその価値が決まります。最近はAIによる分析が当たり前となりつつありますが、その背後には、人間の知恵があります。いわゆるデータ・サイエンティストと呼ばれる人たちの活躍です。情報はヒトと組み合わせることで、企業業績を左右するデータとなるのです。人間の脳も時代に呼応し、進化し続けるのでしょうが、あまりの情報量にパンク気味になってきているのも事実かと思います。

自分が欲する正確な情報を情報の海から見つけ出す脳力がより求められる時代になるのでしょうね。そのためにはマルチタスク脳よりシングルタスク脳がより貴重になるのかもしれません。

花火

今年も梅雨明けから猛暑続きで年々堪えるようになってきましたね。暑さ対策を万全にこの夏を過ごしていきましょう!

先日、テレビで長岡の花火大会を見る機会があり最初は何となく見ていたのですがあまりにも素晴らしく気が付いたらテレビに釘付けになっておりました。花火の大きさ、華麗さ、勇猛さなどすべてが表現された演出と音と映像との共演にも感動。

昭和20年の「長岡空襲」で亡くなった人を悼むために始まった長岡市の花火大会はコロナの影響で2年間中止され3年ぶりの開催だったそうです。

新潟県中越地震の復興を祈願して制作された「フェニックス」や打ち上げ時の直径が650メートルにもなる正三尺玉

「慰霊・復興・平和への祈り、疫病退散の祈り」を込めた花火のパワーをディスプレイ越しでも十二分に受け取ることができました。

炎は不浄なものを焼き尽くし、闇を照らすものなので、古来神聖なものとされています。「日」も「火」も同じく「ひ」と読むように、太陽に等しい存在で、人々が文化的生活を送るために不可欠なものでもあるそうです。あらゆる特別な炎を燃やす花火。

まもなくお盆を迎えますが、花火は送り火、迎え火の一種ともいわれており、ご先祖の霊を送り迎えする意味を深く受けとめ楽しんでいきたいと思います。

 

ミラーワールド

GWも終わり、そろそろ梅雨の季節になってきましたね。高温多湿の時期はなかなかつらいですが、夏はもうそこまで来ています。世界情勢や景気後退は気になりますがコロナも落ち着きつつありますので、気持ちを上げて乗り切っていきましょう!

先日、久々にリアル展示会に行く機会があり、新しい技術やサービス等に触れる機会がありました。

最近よく耳にするメタバースも展示テーマに掲げる企業が増えたように思います。Facebook社がmetaに社名を変更したりなにかと話題になってますね。

仮想空間に作られる世界の一つなのですが、現実の都市や社会のすべてが1対1でデジタル化された世界を表現する用語としてミラーワールドと表現しています。

ミラーワールドとメタバースとの違いについて改めて確認してみました。

メタバースは、目の前にある現実世界とは関係がない「ここではない想像の世界」をインターネット上に作り出すもので、ミラーワールドは現実にある世界をデータ上に鏡のように写し出した世界です。

ミラーワールドが現実の投影だとするならば、メタバースは現実とは異なるもう一つの世界を指すのです。

そういえば2000年代にセカンドライフという仮想空間が流行りましたね。不動産売買や物販などができ大手企業がセカンドライフ内に広告を出すことなども話題となりました。メディアでも大きく取り上げられましたがいつのまにか消え去っています。

なぜ続かなかったのでしょうか?

①操作に必要な端末のスペックが高すぎて浸透しなかった
②仮想空間内でユーザー間の交流イベントがなかった
③セカンドライフ内の仮想通貨(リンデンドル)が一般に普及しなかった。有料
サービスが多すぎて参入障壁がたかい。

その時は上記の様な理由で消滅してしまったようです。アプローチはよかったのですが、時期尚早だったということでしょうか。

これらはARやVR技術を利用して仮想空間を投影しその中で自分のアバターを操作して活動するといった類のものです。ある種のパラレルワールドなのかと思います。インターネットの次はミラーワールドが次世代プラットフォームになるということだそうですが、今回は定着するのかどうか注目していきたいと思います。

デジタル化が進む今日、アナログの良さとデジタルの合理性を組み合わせた発想が大事です。デジタル空間は情報の宝庫でもありますが、誤った情報も乱立していると思われますので選別する目をもちつつ考えを巡らせたいと思う今日この頃です。

 

 

春の訪れ

長い長い冬も終わりようやく春がやってきました。
戦争やコロナなどまだまだ世界情勢は混沌としていますが・・・

日の光がまぶしく感じられるこの時期。緑に色づきはじめた木々をはじめ空はより青く生命力を肌で感じることができます。姿勢を正して臨んでいきたいと改めて思う次第です。

景気の先行きは不透明ですが、不透明が当たりまえでどうすれば透明にしていけるか、気を上げて取り組もうとする行動が大事です。人間が持つ知恵と行動力で乗り切っていきましょう!

知恵といえば2022年のITトレンドはジェネレーティブAIだそうです。

市場で最も注目されている強力なAI (人工知能) テクノロジの1つが、ジェネレーティブAIです。これは、コンテンツやモノについてデータから学習し、それを使用して創造的かつ現実的な、まったく新しいアウトプットを生み出す機械学習手法です。

ジェネレーティブAIは、ソフトウェア・コードの記述、医薬品開発、ターゲット・マーケティングの促進といったさまざまな活動に利用できます。詐欺、不正、政治的な偽情報の発信、なりすましなどに悪用される可能性もあるようですが、2025年までに、生成される全データのうちジェネレーティブAIによるものの割合は、現在の1%未満から10%になると予測されています。

今回のウクライナ危機でもSNSの活用やサイバー戦争というワードが登場していますが、すでにネットの世界や実務でも溶け込みだしているAI学習はより進化していきます。

AIとの共存の仕方を改めて考えておく必要がありそうですね。

 

 

 

 

 

試練の中で考える

2月に入り新たな脅威が世界を席巻しています。人間の新たな試練は始まったばかりと考えざるをえません。100年に一度は大きな試練を乗り越えてきた人類。パンデミックは自然が課した試練。争いは人類のコミュニケーショントラブルが起こす試練。永遠に平和が続くことは無いと言うことは歴史を見ればあきらかです。

ただ、人間には考える力があります。IT関連のテクノロジーは人間がもつ探究心の結晶ともいえます。ナショナリズムの衝突にもテクノロジーが使われサイバー攻撃など悪い側面もあればSNSを使う一般人がリアルに正確なジャーナリストとして真の現実を伝える事ができます。いずれも人が創造した手段です。

歴史に彩れた世界観を改めて見直す時期にさしかかっています。今一度、己を見つめ直し、社会を見つめ直し、これからをどう生きていくかテクノロジーを健全なツールとして利用していくか考えていきたいと思います。

試練に打ち勝って、人も国もコミュニケーションをとって明るい未来を作っていきましょう!