リスキリング

リスキリングという言葉をよく耳にします。

ネットで調べるとこのように表現されています。
「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必
要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」

DX化が進み今までのビジネスモデルから新たなモデルへの変革期でもあり、同時に仕事の進め方が変わりつつあります。新たなスキルを得て職務にあたり、新たな価値を創造していく必要があります。

良く学びなおしやリカレント教育などが良く聞かれますが、個人を中心ととらえて表現しているので、リスキリングが職務における時代の変化に対応するために学び、知り、行動し新たな価値へを生むということ、つまり職業を中心としていることととらえるとわかりやすいと思います。

世界経済会議では2030年までに10億人をリスキリングするという宣言もされており第4次産業革命にとり喪失する職がある一方で同数以上の新たな職が発生するとの予測もあります。

DXは、企業の価値創造の全プロセスに変化を加えます。
中長期的なデジタル戦略を考え、ロードマップを描く「一部の人材」ではなく、全人材に対して必要と考えるべきであり、社内外の人材要件定義、求人情報、研修情報などから、特定職種に求められるスキルを特定し、常時更新し続ける仕組みを構築する必要があります。AIを利用した外部ツールなどもうまく組み合わせリスキリングに取り組む時期に来ているのではないでしょうか・・

 

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

年始早々、震災に被災された方々、飛行機事故に遭遇された方々には心よりお見舞い申し上げます。一日も早く安寧で穏やかな日々が戻ることをお祈り申し上げます。

今年は辰年、植物が成長するようにどんどん勢いを増して増えていくという意味があるそうです。
世間はいまだ混沌としておりますが、勢いを更に伸ばせるよう、時代の変化に順応し二歩先を見た行動をしてまいりたいと存じます。


本年も宜しくお願い致します。

年末年始休業のお知らせ

早いもので今年も残すところわずかとなりました。
本年も大変お世話になりありがとうございました。
誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始の休業とさせていただきます。

年末年始休業日:2023年12月29日(金)~2024年1月4日(木)

来年もご愛顧賜りますようお願いたします。

皆様、よいお年をお迎えください。

アジャイル

アジャイルとは、ITシステムの開発概念のひとつで、小さな開発サイクルを何度も繰り返していく手法のことを指します。アジャイルの語源は英語の「Agile:素早い」です。素早い対応を実現でき、新しいアイデアを具現化していくためにはより良い手段です。近年、この手法を取りい入れるプロジェクトが増加しています。

従来のウォーターフォールは、計画からリリースまでの工程は、開発期間中それぞれ1回のみ行います。リリースを細かく何度も繰り返すアジャイルとの大きな違いは、ひとつの開発工程で全機能の作業を完了してから次に進む点です。

どちらもメリット・デメリットがありますが、これからの開発はアジャイル手法を採用すべきです。

具体的なケースとして、自動車や宇宙開発を見た場合、アメリカや中国はソフトウエアを中心としたスタートアップビジネスが数多く誕生しています。

電気自動車の発展や民間ロケット企業の発展など、アジャイルの考え方なしでは実現しないことなのだと思われます。

日本の産業は全機能の作業を完了してから、世に提供するという方法を長らくとってきました。もちろんこの手法での開発生産はとても大事なことです。日本の高度経済成長を支えた伝統的なウォーターフォール手法だとも言えます。

これからの主流はメカニズムはシンプルに、ソフトウエアで制御していくということが当たり前になっており従来の技術的視点にも変化がおきています。身近なものでいえばスマートフォンがその典型ですね。OSは常にバージョンアップされ本体の作りをシンプルかつ頑丈に作ることにより長く利用できたり、リビルドして再利用することもできるようになっています。

電気自動者は走るスマートフォンでソフトウエアはバージョンアップすることにより最新の機能を手に入れることができます。また、ロケットも少しづつ開発を行いトライアルアンドエラーを繰り返し実績を積むこと、ロケットを地上に戻し再利用するという方法で革新的な宇宙開発に貢献しています。

これらの実績多くはアジャイル開発で実現しています。

日本も諸外国の取り組みを参考に素早く開発しリリースするサイクルを生むための手法を確立する時期にさしかかっています。積極的にアジャイルを推進すべきと考えます。

シンギュラリティ

暑さもひと段落し、朝晩は気温が下がり秋らしくなってきました。これから一気に寒くなりすぐに冬になりそうな気配です。

今日は、世間でも話題になることが多くなっているシンギュラリティについてコメントします。直訳すると「技術的特異点」科学技術が急速に「進化」・変化することで人間生活も決定的に変化する「未来」を指す言葉 となります。この概念は以外と古く19世紀初めには存在していました。

最近話題になっている「シンギュラリティ」は、2045年までにAI(人工知能)が人間に代わって文明進歩の主役になってしまうことだそうす。AIが人間の知能を超えるということです。2045年以前という説もあり、既に一部のAIは人を超えだしているのでは??という説もあります。

今まで人間が担当していた仕事をコンピュータが担うようになる動きは現在も既にありますが、シンギュラリティ後はその傾向がより顕著になると考えられています。
いわゆる「定型労働」と呼ばれる職業は、遠くない未来、AIへの代替が急速に進むと考えられています。
しかし、「AIを導入することで作業効率は格段に上がるだろう」と予想される一方で、「人間が関与する必要が一切なくなってしまうと、職に困る人々が世界中で増加するのではないか」といった懸念の声も上がっています。
何より「イレギュラーな事態が起きた場合、人工知能は人間のように臨機応変に対応できるのか」といった点については、まだまだ議論の余地があると言えるでしょう。ただ、スマホが当たり前になった現在でも、既に淘汰された職種や消えた製品も多々あるため、技術の進化の代償として必ず起こりうることなのかもしれません。

どのように受け止め、どのように取り込み、どのように使いこなすかが大事であり社会課題を解決する有効な手段として利用できれば良いと思います。

社会構造についてもベーシックインカム制度の導入が世界中で進むのではないかと予想されています。ベーシックインカムとは最低限所得保証の一種で、全ての国民に対し政府が一定額の給付金を定期的に支払う政策のことを指します。格差社会を是正する方策としてAIの意味が問われそうです。

シンギュラリティが加速すると、人の脳や臓器などをそっくりそのままコピーする技術が生まれ、人体の一部を人工化することも可能になるのではないかと言われています。一部だけでなく脳を除く体を人工化するという創造するだけの考えるだけで怖い構想も実現段階に入っているようです。

テスラ社は2023年9月30日、ヒト型ロボット「オプティマス」の試作機を披露しました。世界の人口減に警鐘を鳴らすイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の指揮で2021年に開発が始まったこのプロジェクト。マスク氏は将来的な価格は2万ドル未満を想定し、自社のEV工場などで活用して労働力不足の解消につなげる構想を示したそうです。

最終的には高齢化社会に対応するために人間の脳とAI、体としてのロボットを分離し医療の概念をもかえようとしているようです。

人とAIがどう付き合っていくか、主体は人であってAIは補助という考え方を曲げず、これからの平和な世界が広がるという前向きな方向に進んでほしいと思います。

アドレナリン

9月に入り、朝晩は少しだけ過ごしやすくなってきましたね。まだまだ日中は30度超えですが…

ちょっとプライベートなお話です。

先週末にマウンテンバイクのダウンヒルにチャレンジしてきました。冬はゲレンデ、夏はマウンテンバイクのコースという諏訪にある富士見パノラマというコースです。ダウンヒルの聖地と呼ばれているそうです。麓からゴンドラに自転車を乗せて頂上まで。そこから全長約8キロのチャレンジングなダートコースをマウンテンバイクで滑走するスピード競技。

1回目は初級コースを恐る恐る走ったのですが、これが強烈なコースで腕、足がパンパンに張るような状態。恐怖感と共になぜか気持ちが入り全集中状態。一回目が終わった時にオモロイという気持ちが恐怖を上回り2回目に。

2回目はいきなり中級者コースに足を踏み入れたところ、初級と比べても段違いに難しく途中で転倒。肩を強打し、突き指と共にしばらくその場にうずくまる羽目に。途中から初級に戻ると思った以上に攻めてる自分がいました。

色々とコースチャレンジして最終的には30キロ程度を走破。アドレナリンを全放出してるかも?っと感じる一日でした、

ふと、こんな怖がってもチャレンジするという気持ちはAIにはできないよね?と思ってなんかほっとしました。

年齢を重ねても新たにチャレンジする勇気。とても大切ですね。若い頃はとにかく突っ走るだけだけど、限界をうまくコントロールできる大人になったなぁと感じる経験でした。

因みに私のマウンテンバイクは30年前の骨董品。このハードな仕置きによく耐えてくれました(笑)

時々アドレナリンを解放する機会を作ると人間が人間たる所以がわかる気がする….

地域創生

今年は酷暑でつらい毎日が続いていますが、今年が一番涼しかった年だったな(回想)とならないことを願う今日この頃です。

都市部はコンクリートジャングル化しヒートアイランド現象が加速しとても住みづらくなってきました。

里山でも酷暑であることに変わりはありませんが、緑につつまれた平野部や山間部、たくさんの小川のせせらぎきなど自然な地形により、幾分過ごしやすく涼を得られるではしょうか。夏だけなくこれからの冬も強烈な寒波も予想されるので一概には言えないかもしれませんが、古くから伝承されている生活の知恵を活かし現代に最適化することで、しのいでいけるのだと思います。

限界集落の問題も山積している状況ですが、地球の変化に対応していくためには都市部に集中する住環境ではなく、地方分散にも積極的に取り組む必要があると思います。

「少子高齢化が進むにつれて表出してくる問題に対応するために、各地方・地域で「まち・ひと・しごと」を活性化させていきましょう」

1.「地方への新しいひとの流れをつくる」の取組の強化

2.「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」について、子ども・子育て本部等の設置

3.「人材を育て活かす」「誰もが活躍する地域社会をつくる」

4.新たな視点に重点をおいて施策を推進
・新しい時代の流れを力にする(Society5.0等)、人材を育て活かす等

また、昨今では人口減少に伴う各種課題も浮き彫りになりつつあります。

課題は以下の通りです。

1.インフラの維持が困難であること

2.周辺地域の害獣問題や治安など外敵からの対策が疎かになる点

3.生活を維持するための共同活動が難しくなること

4.空き家が多くなり、メンテナンスができず景観も損なわれること

5.産業の衰退し働く場所がなくなること

6.少子高齢化により生産人口が少なくなること

各種課題の解決は政治だけに任せておくものではなく自助努力も必要なので、逼迫する問題をソリューションで解決できるよう提案を続けていきたいと思います。

未来に向けた課題

今年は5月に梅雨入りし、7月は豪雨続きだったりメリハリのありすぎる気候が続いていますね。ようやく今週末から夏本番になりそうです。京都は今週末から祇園祭りの宵山、山鉾巡行も行われ疫病退散の願いが叶うことを期待する今日この頃です。

天気が不安定ではありますが、雨雲レーダーがリアルタイムで見れたり、天気予報サービスを提供している民間企業の台頭など急速に情報網が発達し、精度もあがってきているようです。ネット社会の賜物であり、IotやAIによる観測が進んでいる事を実感します。

この20年で社会は大きく変化し、スマホという当時の高性能パソコンが手の中に収まっています。また、アップルやGoogleといったプラットフォームベンダーが車を作ったり、イーロンマスクやジェフベゾスは真剣に月や火星移住計画に取り組んでいます。実現するスピードは今まで以上に想像をはるかに超えることになるのでしょう。また、生成系AIの台頭により、従来のビジネスモデルの大きな変革期に差し掛かかっています。本物を目利きする時代、専門領域をより深堀りできる人材がAIを凌駕する時代になるのです。間違ってもリアルターミネーターの世界を作らないよう、制御不能に陥らないような取り組みも並行して行う必要があります。

インフラは整い情報も整理されてきてはいますが、肝心の気候変動は加速するばかりで、抑止することはできませんね。いずれ春と秋がなくなり夏と冬の二季になって熱帯気候になってしまいそうな勢いです。気候変動に人類が順応できるのか、気候変動を抑止することができるのか、この答えは予測できませんが、この間の自然や社会の変化は喫緊の課題となっています。平均気温の上昇、夏の南極の氷が溶ける、異常気象の連鎖、など地球が経験したことがない予測不能な状況に陥ています。世界的には人口増に伴う食糧問題、反面日本は少子高齢化の先進国状態。人材不足に伴うアンバランスな状態など課題との闘いが常態化している現代。人類が経験したことのない課題に直面している現実を受け入れ、真正面から向き合う姿勢が必要だと感じる今日この頃です。

ソフトウエア開発のトレンド

政府が掲げた働き方改革からコロナ禍を経て世界中で急激にデジタル化が進みました。

オンラインツールを利用したハイブリッドワークが広く浸透し、企業のデジタル化が急速に進んだことで、あらゆる業界のソフトウェア開発チームの業務が爆発的に増加しました。それに伴いソフトウェア開発者の人材不足は深刻な問題となっています。2025年には400万人規模の人材不足に陥ると見込まれています。

高品質なソフトウェアを迅速に拡張・デリバリーすることは、それほど簡単なことではありません。Chat-GPTの発表に伴い生成系AIをはじめとする技術は大幅に進化し、新たなクラウドサービスが日々登場するなど、ソフトウェア開発環境は複雑さを増すばかりです。

このような状況を打開するための方策として従来のウォーターフォール型開発ではなく、アジャイル開発に移行されている開発チームも増加していると思います。

また、最近ではDevOpsという概念も提唱されてきました。開発 (Development) と運用 (Operations) を組み合わせた混成語であり、開発担当者と運用担当者が連携して協力する(さらに両担当者の境目もあいまいにする)開発手法をさします DevOpsの目標の一つは、より信頼性の高いアプリがより早く頻繁にリリースされる環境を作ることであり、この目標を達成するためにリリース管理者は継続的なデリバリー方法を取りながら、アプリケーションリリースの自動化や継続的な統合ツールなどを利用し始めています。

その中には専門的なローコード開発ツールによる開発が注目されています。

ローコード開発手法は、企業が抱える課題の多いプロジェクトにも採用されるなど、ここ数年で著しく普及が進んでいます。

2025年までに企業が新たに開発するアプリケーションの70%は、ローコードまたはノーコードの技術を利用して開発されるようになると予測しています。

ローコードプラットフォームは、開発プロセスを抽象化することで、開発者がアプリケーションやシステムを構築する際に直面する複雑さを取り除く開発プラットフォームです。優れたローコードプラットフォームは、細かな制御に適したコントロール機能を備えています。

ローコードプラットフォームを活用すると、依存関係管理、コーディングの検証、自動ビルドといった反復的で退屈な作業をプラットフォームに任せ、開発者は製品の差別化につながるイノベーティブな作業に集中できるようになります。

2000年頃からリリースされ、利用されてきましたが人材不足などの諸課題を解決するツールとして、次世代の開発を担う開発プラットフォームなのです。

 

宇宙開発

この所、民間ロケットによる宇宙開発のニュースが取り上げられるようになりました。先日は日本の宇宙ベンチャーのispaceの月面着陸失敗したようですね。80メーターまでは順調だったそうですが、燃料切れの可能性など調査結果がまたれるところです。H3ロケットも失敗し、日本の技術力低下も懸念されているようですが、そもそも打ち上げている数がアメリカをはじめとする諸外国に比べても格段に少ないようです。

新しい技術は失敗を繰り返し精度を上げていく必要があります。打ち上げにかかるコストをいかに抑えるか、再利用できるロケットの性能をあげコストも抑えてチャレンジしていく。失敗は成功のもとと考えチャレンジし続けてほしいものです。

宇宙の開発は想像できない領域ですが、月に眠る資源を利用して、火星探索への中継地にするなどより具体化しています。移住は夢物語のようですが、視点を変えて宇宙規模で妄想することが大事なのかもしれません。

柔らかな思考で好奇心を持ってチャレンジすることを忘れずに妄想していきましょう!