GWも終わり、そろそろ梅雨の季節になってきましたね。高温多湿の時期はなかなかつらいですが、夏はもうそこまで来ています。世界情勢や景気後退は気になりますがコロナも落ち着きつつありますので、気持ちを上げて乗り切っていきましょう!
先日、久々にリアル展示会に行く機会があり、新しい技術やサービス等に触れる機会がありました。
最近よく耳にするメタバースも展示テーマに掲げる企業が増えたように思います。Facebook社がmetaに社名を変更したりなにかと話題になってますね。
仮想空間に作られる世界の一つなのですが、現実の都市や社会のすべてが1対1でデジタル化された世界を表現する用語としてミラーワールドと表現しています。
ミラーワールドとメタバースとの違いについて改めて確認してみました。
メタバースは、目の前にある現実世界とは関係がない「ここではない想像の世界」をインターネット上に作り出すもので、ミラーワールドは現実にある世界をデータ上に鏡のように写し出した世界です。
ミラーワールドが現実の投影だとするならば、メタバースは現実とは異なるもう一つの世界を指すのです。
そういえば2000年代にセカンドライフという仮想空間が流行りましたね。不動産売買や物販などができ大手企業がセカンドライフ内に広告を出すことなども話題となりました。メディアでも大きく取り上げられましたがいつのまにか消え去っています。
なぜ続かなかったのでしょうか?
①操作に必要な端末のスペックが高すぎて浸透しなかった
②仮想空間内でユーザー間の交流イベントがなかった
③セカンドライフ内の仮想通貨(リンデンドル)が一般に普及しなかった。有料
サービスが多すぎて参入障壁がたかい。
その時は上記の様な理由で消滅してしまったようです。アプローチはよかったのですが、時期尚早だったということでしょうか。
これらはARやVR技術を利用して仮想空間を投影しその中で自分のアバターを操作して活動するといった類のものです。ある種のパラレルワールドなのかと思います。インターネットの次はミラーワールドが次世代プラットフォームになるということだそうですが、今回は定着するのかどうか注目していきたいと思います。
デジタル化が進む今日、アナログの良さとデジタルの合理性を組み合わせた発想が大事です。デジタル空間は情報の宝庫でもありますが、誤った情報も乱立していると思われますので選別する目をもちつつ考えを巡らせたいと思う今日この頃です。